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望妊治療(不妊治療)、不妊症のツボの紹介

 今回は、鍼灸における望妊治療について紹介したいと思います。


赤ちゃん

 望妊治療とは、その字のとおり、妊娠を望む方への鍼灸を用いたアプローチです。 最近では、不妊症治療を望妊治療と呼ぶことが多くなってきました。


 近年、我が国は世界でも類を見ない少子高齢化問題を抱えています。 そのため、望妊治療の開発・研究に力が入れられており、年々進歩しています。 しかし、それでも妊娠することのできない夫婦が多くいらっしゃるのが現状です。


 今回は、自然妊娠を望む女性の方への東洋医学的な視点と生活習慣の改善について解説します。 なお、ここでは、不妊治療ではなく、敢えて望妊治療に統一したいと思います。 不妊治療よりも望妊治療のほうが前向きな感じがして良いですからね(笑)




概念


 国内では、健常に性行為があって2年間妊娠しない場合を不妊症と定義しています。 この2年という数値は、この期間の性生活によって約90%が妊娠するというデータに基づくものです。


 また、近年では不妊症の原因になりやすい疾患も増えており、妊娠を望んでいる10組の夫婦のうち1組は不妊症と言われています。 さらに社会的な背景では、女性の社会進出による晩婚化に伴い、高齢で妊娠を望む夫婦が増えていることも挙げられます。




分類


 まず不妊症の分類について、おおまかに解説します。


原発性不妊続発性不妊

 一度も妊娠が成立しないのが原発性不妊、過去に妊娠したものの、その後に妊娠が成立しなくなったのが続発性不妊です。頻度は原発性不妊のほうが2~3倍多いと報告されています。


絶対不妊相対不妊

 絶対不妊とは、例えば女性の卵管閉塞による排卵がない状態や男性の精管閉塞による無精子症などが原因で、自然妊娠が不可能な場合を言います。 「絶対」とついてはいますが、体外受精や顕微授精などの方法で妊娠することは可能な場合があります。

 一方、相対不妊とは、自然妊娠がしづらい状態ではあるけれど、自然妊娠が可能な場合を言います。


女性不妊男性不妊

 不妊の原因が夫婦のどちらかにあるかによって、女性不妊男性不妊に分けます。 以前は、男性不妊が少なく、女性不妊が大半と言われていました。 しかし、近年では、不妊症の夫婦のうち、女性不妊40%男性不妊40%、双方によるものが20%と言われています。つまり、女性側と男性側の半々に原因があるということですね。


器質性不妊機能性不妊

 器質性不妊とは、その原因になるものがはっきりと特定される不妊をいいます。 例えば、無精子症、卵管や子宮内膜に異常が見られるなど、診断がつくものです。

 一方、機能性不妊は、その逆で原因が特定されない、お医者さんの診断名がつかないような不妊をいいます。 例えば、女性の場合、年齢的なものであったり、ストレスによるホルモンバランスが崩れなどが挙げられます。


 以上が主な分類です。 鍼灸による望妊治療を受けられる患者さんのほとんどは、女性で原因がよくわからない機能性不妊の方が多いです。 また、年齢的には、30代後半から40代の方が多く、どうしても妊娠ができずに藁をもすがる思いで来院される方が多いです。




東洋医学から見た不妊


 東洋医学では、不妊症を「不孕(ふよう)」と呼びます。古典では、「全不産」や「無子」や「断緒」といいます。




東洋医学による分類


 ここで分類を書き連ねても仕方がないので省略します。


 東洋医学では、時間をかけて問診(患者さんから話を聞くこと)を行います。 また、東洋医学の独自の診察法に、脈診舌診腹診などがあります。 脈診とは両腕の脈の状態を診ること、舌診とは舌の状態を診ること、腹診とはお腹の表面の状態をみることをいいます。


 これらの方法で得た情報をもとに分類し、鍼やお灸をするツボを決めていきます。




望妊治療で用いられるツボ


 分類によって用いるツボは違うのですが、共通して用いられるツボのうち、自分で指圧やお灸のできるものを紹介しますね。


関元穴 お臍から下3寸

気海穴 お臍から下1寸5分。つまり、お臍と関元穴の間のちょうど真ん中。


不妊のツボ 関元穴と気海穴

 3寸というのは、以前にこちらで紹介した同身寸法で測ります。 人差し指から小指までの指4本分の長さです。 お臍のうえに人差し指の端がくるように手を当ててください。そのとき小指の端が関元になります。 気海穴は、お臍の下1寸5分で関元の半分だから、お臍と関元穴のちょうど間に取ります。


骨度法3寸

 この関元穴気海穴は、生理不順生理痛に効果があります。 望妊治療にもよく用いられるツボです。 お灸をすえるのが効果的です。 お灸が無い場合は、円を描くように指で指圧します。


三陰交穴 内くるぶしから上に3寸、脛骨の内側縁の骨際。


不妊のツボ 三陰交穴

 内くるぶし(内果)の真ん中に人差し指を当てたとき小指の端の部分に三陰交穴があります。 そのとき、脛骨と呼ばれる固い骨が触れるので、その縁にとります。


 この三陰交穴は、婦人科疾患生殖器系の障害によく用いられます。また、逆子の治療安産のツボとしても有名です。 女性の方は、覚えていると今後役に立つかもしれませんよ。 ここもお灸が効果的です。 お灸の場合は、関元穴と気海穴と同様に指圧してください。




日常生活での注意点


 不妊は冷えが1つの要因になっている場合があります。したがって、冷え性の方は注意が必要です。 冬には、冷たい飲み物やアイスなどは控えるようにします。 もちろん、夏も飲みすぎには注意が必要です。 また夏場のエアコンも高めに設定しましょう。


 そして、規則正しい生活と運動も欠かさないようにします。 運動はウォーキングなどの有酸素運動を取り入れましょう。膝から下の筋肉を鍛えることで、冷え性を予防することができます。


 さらにアルコールの過剰摂取も不妊の原因になります。毎日、飲まれている方は最初は一日でもいいので休肝日を作りましょう。もちろん一度に飲む量も減らしましょう。




おわりに


 簡単にですが、望妊治療について説明してきました。 近年、病院で診断の付かない機能性不妊の方が多くいらっしゃいます。 その背景には、生活習慣の乱れや晩婚化による高齢での妊娠があげられます。 できるだけ早く産婦人科を受診し検査を行い、それと並行して鍼灸治療を受けられることをオススメします


 私の知り合いに病院で7年間の治療を続けたけれど妊娠できずに、藁をもすがる思いで鍼灸治療を受けた結果、半年で妊娠し無事に出産された方がいらっしゃいます。


 ここで重要なのは、西洋医学にしても、東洋医学・鍼灸にしても、可能な限り早い段階で治療を始めることです。 とくに女性は35歳を境に妊孕力(にんようりょく)(妊娠のしやすさ)が急激に落ちてくると言われています。 一日でも早いアプローチが必要になってくるわけです。


 将来、生まれてくる赤ちゃんの為に、規則正しい生活、早い段階での産婦人科受診、鍼灸治療を受けてみましょう。


 次回はお灸の据え方について紹介しようと思います。 ちなみにいつになるかは未定です(笑) 今年中には、書こうと思います。


 それでは




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テーマ : 漢方・東洋医学
ジャンル : ヘルス・ダイエット

tag : 望妊 不妊 気海 関元 三陰交 鍼灸 東洋医学

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ふなきちのプロフィール

めっと

Author:めっと

本職は、鍼灸師です。鍼灸とは、鍼(はり)とお灸(きゅう)のことで、それらを用いて人の身体のケアをします。


現在は福岡市内で出張専門の鍼灸院を経営しながら、大学で心理学の勉強をしています。

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